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Claudeのビジネス(Team)プランで選べる10モデルを徹底解説|料金の仕組みと業務別の使い分け【2026年9月版】

Claude Teamプランで選べる10モデルの料金と使い分けを解説するアイキャッチ画像

この記事について:株式会社JPWは、社内業務でClaudeを含む複数のAIツールを利用しています。Anthropic社との資本関係・広告契約はありません。料金・仕様は2026年9月24日時点の公式情報にもとづいており、変更される可能性があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

ClaudeのTeamプランでモデル選択メニューを開くと、いま次の10モデルが並んでいます。

  • メインメニュー:Fable 5.1/Opus 5.5/Sonnet 5/Haiku 4.5
  • 「他のモデル」:Fable 5/Opus 5/Opus 4.8/Opus 4.7/Opus 4.6/Sonnet 4.6

「どれを選べばいいのか」「上位モデルを使うと請求が増えるのか」。社長や、社長に説明する立場のご担当者から、よく受ける質問です。

先に結論をお伝えします。

結論

1. Teamプランの請求額は、どのモデルを使っても変わりません。 変わるのは「利用上限の減る速さ」です(追加利用を有効にしている場合を除く)。

2. 迷ったら既定のOpus 5.5のままで問題ありません。日常業務の8割はこれで足ります。

3. Fableは「ここ一番」専用、Haiku・Sonnetは量をこなす作業用です。「他のモデル」は、基本的に触らなくて大丈夫です。

以下、その理由と具体的な使い分けを解説します。


1. 前提:Teamプランの料金は「席(シート)」で決まる

Teamプランは2〜150名向けの法人プランで、料金は1人あたりの「席」単位です。席は2種類あり、社内で混在させることもできます。

席の種類年払い(1席/月)月払い(1席/月)利用量の目安
スタンダード席20ドル25ドルProプランより多い
プレミアム席100ドル125ドルスタンダード席の5倍

※表示価格は米国向けの税別価格です。地域により価格・通貨・税の扱いが異なるため、最新情報は公式料金ページでご確認ください。

ポイントは、どのモデルを選んでも月額は同じということです。ChatGPTの法人プランなどと同じく、「定額で、利用量に上限がある」仕組みです。


2. モデル選びで変わるのは「利用上限の減り方」

Claudeの利用上限には、5時間ごとの上限と週ごとの上限の2つがあります。Web・デスクトップ・モバイル・Claude Codeの利用は、すべて同じ枠から消費されます。

上位モデルほど1回あたりの処理が重くなるため、同じ作業でも枠の減りが早くなります。つまり、モデル選びは「料金の選択」ではなく「燃費の選択」です。

燃費の目安は「API単価」で読める

利用上限の正確な消費量は公開されていません。ただし、開発者向けAPIの単価は、各モデルの「重さ」の参考になります。

モデルAPI単価(入力/出力・100万トークンあたり)Haikuを1とした出力単価比
Fable 5.110ドル/50ドル10
Opus 5.54ドル/20ドル4
Sonnet 52ドル/10ドル2
Haiku 4.51ドル/5ドル1

※出典:Claude Platform Docs|Pricing

例外:「追加利用」を有効にしている場合

Teamプランでは、上限に達した後も追加利用(usage credits)で作業を続けられます。この場合はAPI単価で従量課金されるため、モデル選びがそのまま請求額に反映されます。

管理者の方は、組織設定で追加利用の有無と上限額を確認しておきましょう。上位モデルを気軽に使う社員が多い会社ほど、ここが「見えないコスト」になりやすいからです。


3. 現行4モデルの役割(メインメニュー)

モデルひとことで言うと向いている業務注意点
Fable 5.1最上位。最も困難な課題に経営判断の壁打ち、複雑な契約・規程の精査、大規模な開発タスクプレミアム席のみ・週間枠の50%まで
Opus 5.5既定モデル。本格的な作業の主力提案書・企画書、資料作成、記事執筆、コーディング、長時間の作業特になし(迷ったらこれ)
Sonnet 5速さと賢さのバランス型メール返信、議事録の要約、定型文書、日常の調べもの複雑な判断にはやや不向き
Haiku 4.5最速・最軽量大量の分類・言い換え、短い質問、下書きのたたき台深い推論は苦手

Fable 5.1|「ここ一番」の最上位モデル

Anthropicの現行最上位モデルです(2026年9月1日公開)。長時間かかる高度な推論や、複雑なエージェント作業を得意とします。

Teamプランではプレミアム席でのみ、週間上限の最大50%まで利用できます。枠を大きく消費するため、「全員がふだん使い」する前提のモデルではありません。

おすすめの使いどころ

  • 事業計画や価格設定など、判断ミスのコストが大きいテーマの壁打ち
  • Opus 5.5で何度試しても納得のいく答えが出ない課題の「セカンドオピニオン」
  • 大規模なシステム改修の設計レビュー

Opus 5.5|迷ったらこれ。新しい既定モデル

2026年9月22日に公開された最新モデルで、チャット・Cowork・Claude Codeの既定モデルになりました。Teamプランでは、これまでSonnetが既定だったスタンダード席も、自動でOpus 5.5に切り替わっています。

Anthropicによれば、多くの作業でFable 5.1と同等の水準を、半額以下のAPI単価で実現しているとのことです。前モデルのOpus 5と比べても、APIの単価は20%下がり、典型的な作業ではタスクあたりのコストが約40%下がる見込みとされています。

また、AnthropicはOpus 5.5の公開に合わせ、Pro・Max・Team・席単位Enterpriseの5時間ごとの利用上限を引き上げたと発表しています。引き上げ幅は明記されていません。

おすすめの使いどころ

  • 提案書・企画書・社内資料の作成
  • ブログ記事やプレスリリースの執筆・校正
  • Excelデータの分析、Word・PowerPointの作成
  • Claude Codeでのアプリ開発、Webサイト改修

Sonnet 5|日常業務の「燃費重視」モデル

速さと賢さのバランスに優れたモデルです。API単価はOpus 5.5の半分で、利用上限を節約しながら日常業務をこなせます。

以前はスタンダード席の既定モデルでしたが、現在はOpus 5.5に置き換わっています。上限に当たりやすい社員には、Sonnet 5を日常用に指定するのも一つの手です。

なお、後継のSonnet 5.5が数週間以内に公開予定と発表されています。

おすすめの使いどころ

  • メールやチャットの返信文作成
  • 会議の議事録・文字起こしの要約
  • 定型的な社内文書(日報、報告書のひな形など)

Haiku 4.5|量をこなす最軽量モデル

最も速く、最も軽いモデルです。1件あたりの処理が軽いため、大量の単純作業に向いています。こちらも後継のHaiku 5.5が予定されています。

おすすめの使いどころ

  • 問い合わせメールのカテゴリ分け
  • 商品説明文の言い換え・表記ゆれの統一
  • ちょっとした用語の確認や翻訳

4. 「他のモデル」6種は何のためにある?

「他のモデル」には、以前の世代のモデルが並んでいます。

モデル位置づけ使う場面
Fable 5Fable 5.1の前世代基本的になし
Opus 5Opus 5.5の前世代Opus 5.5で出力の傾向が変わり、困った場合の比較用
Opus 4.8/4.7/4.6さらに前の世代過去に作った手順・プロンプトの再現確認
Sonnet 4.6Sonnet 5の前世代同上

旧モデルが残されているのは、主に「以前と同じ結果を再現したい」業務のためです。たとえば、特定のモデルに合わせて作り込んだプロンプトや、社内マニュアルの手順がある場合です。

中小企業の日常業務では、旧モデルを選ぶ理由はほとんどありません。単価の面でも、Opus 5/4.8/4.7/4.6のAPI単価はOpus 5.5より高く設定されています。


5. 見落としがちな「エフォート(推論の深さ)」設定

モデル選択メニューの下にある「エフォート」は、Claudeがどれだけ深く考えてから答えるかを調整する設定です。Opus 5.5の初期値は「中」になっています。

エフォート向いている場面枠の減り方
低短い質問、言い換え、簡単な確認少ない
中(Opus 5.5の既定)日常業務のほとんど標準
高複雑な分析、重要文書の精査多い
Extra high(xhigh)長時間のコード・エージェント作業(Opus 4.7以降)さらに多い
Max最も深い推論が必要な作業最も多い

エフォートの選択肢はモデルによって異なります。実は、「モデルを上げる」前に「エフォートを上げる」ほうが効率的な場面が多くあります。Opus 5.5のエフォートを「高」にすれば、Fableに切り替えなくても十分な品質が得られることも珍しくありません。


6. 業務別おすすめ早見表

業務おすすめモデルエフォート
メール・チャットの返信Sonnet 5低〜中
議事録の要約Sonnet 5中
問い合わせの分類・大量の言い換えHaiku 4.5低
提案書・企画書の作成Opus 5.5中
ブログ記事・プレスリリースOpus 5.5中
Excel分析・資料作成Opus 5.5中
契約書・規程のチェックOpus 5.5 → 必要に応じてFable 5.1高
アプリ開発・Webサイト改修Opus 5.5中〜高
経営判断・価格設定の壁打ちFable 5.1高

※契約書などの法務チェックは、AIの出力を最終判断とせず、必ず専門家や担当者が確認してください。


7. 社内ルールは「3行」で十分

社員全員にモデルの違いを細かく覚えてもらう必要はありません。次の3行を社内に共有するだけで、ほとんどの迷いはなくなります。

1. 基本はOpus 5.5(既定のまま)

2. 上限に当たりそうなら、日常業務はSonnet 5に切り替える

3. Fableは、重要な判断のときだけ(プレミアム席の人のみ)

ルールを細かくしすぎると、使い方が人によってバラバラになり、かえって新しい属人化を生みます。AI活用で大切なのは、「最適なモデル選び」より「迷わず使える状態」をつくることです。


8. よくある誤解

Q. 上位モデルを使うと、請求額が増えますか?

A. 通常は増えません。Teamプランは席単位の定額制です。ただし、追加利用(usage credits)を有効にしている場合は、上限を超えた分がAPI単価で課金されるため、上位モデルほど費用がかかります。

Q. 全員をプレミアム席にしたほうがいいですか?

A. 多くの中小企業では不要です。まずは全員をスタンダード席で始め、上限に頻繁に当たる人や、Fableが必要な人だけプレミアム席にするのがおすすめです。席の種類は後から混在・変更できます。

Q. 旧モデルで作ったプロンプトは、そのまま使えますか?

A. ほとんどの場合は使えますが、出力の傾向が変わることがあります。旧モデルは将来提供が終了する可能性があるため、旧モデル前提の手順は早めに最新モデルで動作確認しておきましょう。

Q. 自社のデータがAIの学習に使われることはありますか?

A. Teamプランでは、初期設定でお客様のコンテンツがモデルの学習に使われない仕様です。個人向けプラン(Free/Pro/Max)とは初期設定が異なるため、社員が個人アカウントで業務利用していないかも合わせて確認しましょう。いわゆる「シャドーAI」対策の第一歩です。


まとめ:モデル選びは「燃費」と「判断の重さ」で決める

  • Teamプランの料金は席で決まり、モデルでは変わらない(追加利用を除く)
  • モデル選びは、利用上限をどう配分するかの問題
  • 基本はOpus 5.5。量をこなす作業はSonnet・Haiku、重要な判断だけFable
  • モデルを上げる前に、エフォートの調整を試す
  • 社内ルールは3行で十分。細かすぎるルールは属人化のもと

AIツールは、数か月単位で新しいモデルが登場します。大切なのは、最新モデルを追いかけることではありません。自社の業務のどこに、どの程度の「賢さ」が必要なのかを把握しておくことです。その判断材料は、実際に使い続けることでしか溜まっていきません。

「自社の業務にどのプラン・どのモデルが合うのか判断したい」という方は、株式会社JPWのAI顧問サービスにご相談ください。


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出典

開示:株式会社JPWは社内業務でClaudeを利用していますが、Anthropic社との資本関係・広告契約はありません。本記事の料金・仕様は2026年9月24日時点の情報です。

2026年9月24日:初版公開

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